デリバリーバイトはメリットとデメリットが混在していますが、他のアルバイトと比べると気軽にでき、しっかりと稼ぐことも可能です。しかし、デリバリーバイトをしようと考えている方は、以下のようにさまざまな疑問や不安があるでしょう。
「どれ位稼げる?」
「仕事は楽?」
「きついと感じることは?」
本記事では、デリバリーバイトの「あるある」についてご紹介します。
目次
デリバリーバイトのあるある22選
実際にデリバリーバイトをしている人たちが「あるある」と思っていることを知っておくと、デリバリーバイトの実態がわかります。これからデリバリーバイトをしようと検討している方は、ぜひ参考にしてください。
①道に迷って焦ることがある
デリバリーバイトのあるあるとして、道に迷って焦ってしまうことが挙げられます。お客様を待たせてはいけないと思うとますます焦り、パニックになってしまうこともあるでしょう。
スマートフォンのナビゲーション機能などを活用することで、お客様の元にたどり着けます。それでも土地勘がないと最初は迷ってしまうことがありますが、担当の配達エリアを毎日移動していると、そのうち慣れてくるので心配ないでしょう。
②天候が悪い日は休む
天候が悪い日は配達が大変になるため、仕事を休んでしまう配達員もいます。業務委託の場合は、働きたい時だけ働けるので雨天時に仕事を休んでも問題ありませんが、天候が悪い日はフードデリバリーの需要が高まる傾向にあるので晴れの日よりもしっかりと稼げます。
お金をしっかりと稼ぎたい方や、フードデリバリーの仕事にやり甲斐を感じている方は、天候が悪い日でも仕事を休まない場合が多いです。
③チップをもらえると嬉しい
デリバリーバイトをしていると、配達先のお客様からチップをもらえることがあります。お客様からチップとして、現金やお菓子、ジュースなどをもらえると嬉しい気持ちになります。
日本では欧米のようにチップを渡す習慣はありませんが、フードデリバリーでは料理を運んでくれた感謝の気持ちとして、お客様がチップを渡すことはよくあります。チップをもらえるということは、お客様から感謝されたことの証明なので、デリバリーバイトをしていてよかったという気持ちになるでしょう。
④高級マンションなど普段行かない場所に行けて楽しい
デリバリーバイトならではのあるあるとして、配達の依頼があれば、高級マンションなど普段行かない場所に行くことができます。好奇心が旺盛な人は楽しく感じるでしょう。
有名人などが入居している高級マンション内には、普段入ることができませんが、デリバリーバイトだと堂々と入ることが可能です。もちろん、お客様のプライバシーは遵守しなければなりませんが、普段はなかなか行けない場所にも行けることは、デリバリーバイトの魅力のひとつでしょう。
⑤あっという間に時間が過ぎる
あっという間に時間が過ぎることは、デリバリーバイトのあるあるのひとつです。仕事に没頭していると時間が早く経過しているように感じ、1日の仕事があっという間に終わってしまいます。
嫌な仕事をダラダラと続けていると時間が長く感じてしまいますが、集中して一所懸命に働いている方にとっては時間の流れが早く感じます。デリバリーバイトは1日の仕事が終わると達成感があり、オフの時間も充実するでしょう。
⑥玄関まで到達するのが大変な家は敬遠しがち
デリバリーバイトをしていると、高層マンションやエレベーターがない集合住宅など、玄関まで到達するのが大変な家は敬遠してしまうことがあります。特に、エレベーターのないマンションで3階以上を階段で行くには時間と体力を消耗します。
一方、階段の昇り降りはよい運動になるので、筋トレだと思って料理を運ぶ配達員もいます。楽をしたい人は玄関まで到達するのが大変な家は敬遠しますが、どう感じるかは人によってさまざまといえるでしょう。
⑦他の配達員に会うと気まずい
デリバリーバイトを行うなかで意外と多いあるあるとして、配達先で他の配達員に会うと気まずく感じることが挙げられます。特に理由はありませんが、自然とそのような感情になってしまう配達員も多いです。
他の配達員は仕事上のライバルですが、同じ仕事をしているので仲間意識もあり、複雑な感情が入り混じってしまうのでしょう。しかし、配達先で他の配達員に会ってもどうということはないので、気まずさを解消するために軽く挨拶でもしておくとよいでしょう。
⑧現金精算が面倒
デリバリーバイトのあるあるとして、現金精算が面倒ということが挙げられます。配達員にはお釣りとして使うために会社から現金が渡されますが、1万円札のような金額が大きいお札だとお釣りが足りなくなる恐れがあります。またポーチからお金を取り出してお釣りを渡すのも面倒に感じることもあります。
最近はコロナ禍の影響もあり、キャッシュレス決済がメインになりつつありますが、現金で支払われるお客様もいることは覚えておくとよいでしょう。
⑨デリバリーのない時間が暇
デリバリーバイトを行う際に、デリバリーのない時間が暇という配達員も多くいます。デリバリーのない待機時間が長いと、やることがなくなってしまい暇に感じてしまいます。
一方で、待機時間を利用して他のデリバリーバイトを掛け持ちしたり、資格を取得するための勉強をしたりして待機時間を有効活用する配達員もいます。デリバリーバイトでは待機時間が必ず発生するので、待機時間の過ごし方をあらかじめ考えておきましょう。
⑩特定の時期や時間帯によっては忙しくなる
フードデリバリーは特定の時期や時間帯に注文が殺到しやすく、お客様に料理を届ける配達員は忙しくなります。週末や年末年始などの時期はフードデリバリーを利用するお客様が増えるため、他の時期よりも忙しくなりやすい傾向にあります。
時間帯では、11時~14時頃、17時~夜間にかけての時間帯が忙しくなりやすく、待機時間はほとんどないため配達に追われることがあるでしょう。しかし、暇な時期や時間帯もあるので、必ずしも常に忙しいわけではありません。
⑪休憩を忘れて頑張ってしまう
完全歩合制の業務委託で働く場合は、休憩を忘れて頑張ってしまうことがよくあります。完全歩合制の場合、配達件数が多くなるほど収入もアップするので、しっかりと稼ぎたい人は休憩時間も惜しんで働き続けます。
また、デリバリーバイトは忙しくなるほど時間の経過を早く感じるため、休憩を忘れて配達業務に没頭することもあるでしょう。やり甲斐を持って働きたい方や、集中してしっかりと稼ぎたい方はデリバリーバイトに向いています。
⑫配達中にヒヤッとする
配達中にヒヤッとすることは、多くの配達員が経験しているあるあるといえるでしょう。特に急いでいる場合は配達中にヒヤッとすることが多く、注意してバイクや自転車を運転しないと事故を起こす可能性があります。
過去には、配達員がデリバリーバイト中に死亡事故を起こした事例もあるので、常に安全運転を心がけることが大切です。仕事中に交通事故を起こすと多くの人に迷惑をかけてしまうため、事故を起こさないように注意する必要があります。
⑬風が強くて支給された帽子が飛ぶことがある
風が強い日には自転車を運転中に、支給された帽子が飛んでしまうことがあります。特に海岸沿いや橋の上、トンネルの出入口付近などは強風が吹きやすいので、帽子が飛ばされないように注意が必要です。
風で帽子を飛ばされないようにするには、ヘアピンで髪と帽子を固定したり、ハットクリップを取り付けたりするなどの対策を行います。また、強風が吹きやすい場所を走行する際は速度を落とすと、帽子が飛ばされにくくなります。
⑭運動不足が自然と解消される
デリバリーバイトは、運動不足が自然と解消されるという点も多くの配達員が感じているあるあるです。特に自転車を使用する場合は有酸素運動になるので、脂肪燃焼効果によりダイエットにもつながります。
デリバリーバイトはお金を稼ぎながらダイエットができるので健康的に痩せたい人には最適なアルバイトでしょう。ダイエットに成功するには強い意志が必要ですが、デリバリーバイトだと仕事をしながら自然とダイエットができるので、これまでダイエットに失敗してきた人にもおすすめです。
⑮接客がないので気楽に仕事できる
デリバリーバイトは配達がメインであり、接客がほとんどないので気楽に感じる人が多いです。お客様に料理を渡す際は心をこめて渡す必要がありますが、コンビニの店員などと比べると遥かに楽でしょう。
業務時間のほとんどは配達業務に費やされるため接客はほとんどないので、接客が苦手な人でもデリバリーバイトであれば働きやすいでしょう。ただし、デリバリーバイトもサービス業の一種なので、元気よく挨拶をしたり自然な笑顔を心がけたりすることは大切です。
⑯配達先のインターホンが鳴っているのか不安に感じる
配達先のインターホンが鳴っているのか不安に感じることは、フードデリバリーなどの配達をする人に共通するあるあるです。しばらく待っても応答がない場合は、インターホンの故障により音が鳴らないことも考えられるので、ドアをノックしたり、声を出して料理の配達に伺ったことを伝えたりするようにします。
配達先が古い家の場合、インターホンが故障していることはよくあるので、応答がない場合は必ず声を出して、配達に伺った旨を伝える必要があります。
⑰表札のない家へのデリバリーは少し勇気がいる
表札のない家へのデリバリーは、少し勇気がいります。一戸建ての場合は、表札が掲げられていることが多いですが、アパートやマンションは表札が掲げられていないことがよくあります。
地図上では住所と名前を確認できても、表札がないと不安になってしまう配達員は多いです。配達先に表札が掲げられていなければ、料理を渡す際に名前を確認することが必要です。料理を渡す際に「○○さんのお宅で間違いありませんか」と確認しておくと安心して料理を渡せます。
⑱優しいお客さんに出会うとやる気がでる
優しいお客さんに出会うとやる気がでるというのは、多くの配達員が感じていることです。配達先のお客様に「ありがとう」と感謝の言葉をかけられると、とても嬉しく感じます。
また、料金とは別に感謝の気持ちをこめてチップをくれるお客様もいるので、チップをもらえると喜びが倍増します。嬉しい気持ちになるとモチベーションが高まり、やり甲斐を持って仕事ができるでしょう。デリバリーバイトは人から感謝される仕事なので、人のために頑張りたい人に向いています。
⑲時給換算しがち
完全歩合制の業務委託の場合、時給換算して収入の具合を判断する配達員は多いです。配達件数が少ないと、時給換算すると時給500円以下になることもありますが、配達件数が多いと時給2,000円以上になることもあります。
完全歩合制と時給制とでは報酬体系やワークスタイルが異なるので、時給換算することにあまり意味はありませんが、時給制の仕事に慣れている人は時給換算しがちです。完全歩合制の場合は、働けば働くほど収入を増やせることを知っておきましょう。
⑳道路交通法について詳しくなる
バイクによるデリバリーバイトを続けていると、道路交通法について詳しくなります。交通違反をすると反則金を期限までに納付しなければならず点数も減るので、最悪の場合バイクによる配達ができなくなってしまいます。
これはデリバリーバイトを行う上で死活問題のため、自然と道路交通法について勉強する配達員も多くいます。
㉑飲食店に詳しくなってプライベートでも行くこともある
デリバリーバイトを行っていると、飲食店に詳しくなってプライベートでも行くことが多くなります。デリバリーバイトの仕事では、いろいろな飲食店に料理を受け取りに行くので飲食店について自然と詳しくなります。
また、飲食店だけでなく配達中に今まで気づかなかったお店や街の変化にも気づき、配達エリアについて詳しくなってきます。配達エリアに対して愛着を持つとデリバリーバイトがさらに楽しくなるでしょう。
㉒稼げるようになると他のアルバイトへの興味が薄れる
デリバリーバイトで稼げるようになると、他のアルバイトへの興味が薄れてきます。デリバリーバイトは他の仕事と比べると業務内容が楽なので、稼げるようになると他のアルバイトに切り替える意味が見いだせなくなるでしょう。
特に、一人で黙々と仕事をするのが好きな人にとってはデリバリーバイトが適しており、それなりに稼げるので、ずっと続けたいという気持ちになってきます。待機時間はゆっくり過ごせることもデリバリーバイトの魅力といえるでしょう。
まとめ
ここまで説明してきたように、デリバリーバイトにはさまざまな「あるある」が存在します。フードデリバリーならではの魅力も多く、業務内容が楽な割にはそれなりの収入が期待できるため、アルバイトのなかでは恵まれている仕事といえるでしょう。
なお、アルバイトを募集しているデリバリーサービスについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご参照ください。人気デリバリーサービス5社について比較してご紹介していますので、デリバリーバイトをする際の参考になるでしょう。